心理学

あるある問題がいまだに終結しない。 むしろ、今やっと批判の材料が集まりつつある印象を受ける。 こうしたテレビによる「疑似科学」が批判されるのは何度目かわからないが、 あるある問題が最後にならないことだけは、はっきりわかる。 さらに私の知ってい…

性犯罪者の更正について、認知行動療法が実施されるらしい。 http://www.moj.go.jp/PRESS/050708-1.pdf こうした、犯罪者の更正・処遇という観点から、 心理療法を取り入れることについて、日本は後発組だ。 認知行動療法は、人間性心理学を元にした療法より…

本日は知覚力の亢進について。 一部の人(ソムリエなど)は、訓練によって知覚力を増大させている。 (あるいは、そのように他の人には見える) また、生まれつき視力のよい人もいる(サンコンさんとか) これとは別に、事故によって知覚力亢進が起こることもある…

幻覚はまさに「幻の知覚」である。 知覚は五感を指すが、幻聴、幻視、幻味、幻臭、幻触もある。 ちなみに多く見られる幻覚は幻聴と幻視。 幻聴は統合失調症、幻視は睡眠障害、薬物依存症、感覚遮断で起こりえる。 さて、幻覚はなぜ起こるのか? これはいまだ…

私の日々の心理学を読めば、 精神分析に対する批判的態度がわかると思う。 さらに言えば、臨床心理学全般に対して、 私は決して好意的ではない。 正直、かなり眉唾もんじゃないかとすら感じている。 とはいえ、それとは別に、カウンセリングを欲する人の気持…

よくネット上の心理学トピックを漁っていると、 やはり「ゲームの暴力表現」が良く出てくる。 個人的に言えば、このトピックは全然おいしくない。 なぜなら、この問題は心理学的に結論が出ないからだ。 白黒つけるなら、子どもを集めて暴力的ゲームかなにか…

ニート対策について、少しまた勉強をした。 そして結論として、ニートは社会学・経済学で、 取り扱うのが最善ではないか、というように思える。 その理由としては、臨床心理学で取り扱う=病気 という図式が成立しうるからだ。 ひきこもりは既に精神保健の対…

心理学クイズをやろう! というわけで、 『米国心理学者達が選ぶ、20世紀の心理学者100人』 より、トップ10の人達を見ていきましょう。 名前を出しますので、どんな専門か業績があるか、当ててみてください。 もちろん、日本で名前が知られている人もいれば…

マズローのキーワードを見てみたら、 結構使われているのね。 でもマズローの欲求階層説で物を語るのは、 あんまりな話だ。 まぁ、直感的だし、分かりやすいからだろう。 一つ言えることは、マズローやロジャースの学説は、 かなりの批判があるということだ…

追記

ニートの自立支援について、雑誌記事索引では心理学系雑誌において引っかからなかった。 (検索方法 論題名にニートや自立支援、雑誌名に心理) 専門雑誌に論文がないということは、少なくても心理学的側面からは、 支援の有効性について不透明であるというこ…

ニート問題について、動画付で見ることが出来た。 ゼミの題目が「ニート・フリーター・ひきこもりの実態と支援、その展望」なので、 これは大変興味深い資料だった。 ニートについて、自己責任論を展開するのは実に簡単だと思う。 しかし心理学においては、…

いわゆる、代替療法において使われる心理学のテクニック。 あるいはよく使われる手法。・権威に訴える いわゆる代替療法においては、医学白紙や某研究所というのが出て来る。 もちろん、それらの研究所は真っ当な代物ではない可能性がある。 ・体験談に訴え…

心理学の一般的功績の一つに、 騙され易さの解明というものがあげられると思う。 それはつまり、人間は何に注目するのか、何を信用するのか、 ということの知識であり、応用でもある。 その例の一つとしてあげられるのが、 いわゆる「代替療法」である。 い…

個人的に注目している事件として、 秋田小学生の殺人事件がある。私的な観点からいけば、 彩香ちゃんの事件は事故のように思われる。 警察も事故として処理するだけの証拠があったということだ。 これが仮に彩香ちゃんも殺人事件の被害者なら、 この犯人は警…

行動遺伝学の本を数冊読む。 この数冊読む限りでは、遺伝の影響は環境の総和に近いほどある。 少なくても、人格的にも精神障害的にも認められる部分は、 かなり多くなってきているらしい。 私見だがひきこもりやニート、不登校など治療対象にはなるが、 精神…

世界をより適切に理解するということは、難しいことだ。 この世界というのは、因果関係と言い換えても差し支えない。 つまり、物事の繋がりであり必然性だ。 実のところ、心理学者は内面で考えていることについて、 それをそのまま真に受けたりはしない。 幾…

今日はバーナム効果について、書こうと思う。 バーナム効果とは、心理学辞典によると「多くの人々にあてはまるような一般的なパーソナリティ記述を、自分にあてはまる正確なものとして受容する傾向」である。 さて、これをわかりやすく説明するために、以下…

心理学を学んでいても、 いわゆる精神障害を患った人の話は聞くことがない。 認知症やうつ病、統合失調症の症状等は、 確かに授業でも出てくるけど。 しかし、精神病院の内実、精神科医であるということは どういうことなのか、という話はない。 もちろん、…

ここで一つ問題です。 あなたのあらゆる行動の元になるのが、 ある刺激だとしましょう。 たとえば目の前にある風景だったり、 うるさい騒音だったり、はらぺこの欲求だったり。 それらは神経を伝わって脳の神経回路に到達します。 さらに、脳内でその刺激が…

トランスパーソナル心理学については、 はてなのキーワードを参照してください。 この宣言文的紹介を超えられそうな文は書けそうにないので。 ただ、それだけだとなんなので補足しておきますと、 トランスパーソナル心理学はニューエイジ思想とも 非常に密接…

人間の目というものは不思議なものです。 皆さんの網膜に目で見た像が映って、 物が見えているわけですが、 網膜に映る像は二次元なのです。 フィルムを想像してみてください。 しかし、人間の目には物は三次元に見えます。 フィルムだって、三次元では作ら…

最近、テレビから心理学関係が減った気がする。 それはそれでいいことだ。 不確実な情報や理論が蔓延するよりはよほどいい。 と、思ったら4CH(関東)でなんかすごいのを見てもうた。 高校教師がホスト狂い(一晩に3軒はしご)をして、 しかも抑鬱症が発生し…

なんか霊性と社会について書こうと思った。 ただ、なんか気乗りしないのでやめる。 とかくに人の世はすみにくい……てか?

春休みは離れてたんだけど、 つい先日成績表が送られてきた。社会心理関係はかなり成績が良かったが、 臨床心理関係はちょっと低かった。 やはり、私は臨床系ではないということか。まぁ、ゼミも社会心理の先生だし。 このまま社会心理でいくかぁ。

下の方で、臨床心理学的問題を個人に還元するなと書いた。 だけど当然のことながら、連続殺人とかある度に、 「それを招いたのは社会的な要因のせいだ」 というのも勘弁してもらいたい。

昨日のコメント欄に関連をして。 個人的にはトランスパーソナル心理学には 期待しているものの、紛い物もまた多い。 さらに、行動の説明として トランスパーソナル心理学は そう求められていないように思います。 まぁね、愛は素晴らしいけれど…… それだと、…

心理学を学んで一番良かったのは、 いくら辻褄があってそうでも、 あるいは耳には心地よくても、 信用できない説がいかに多いか、 つまり直感と理性だけでは、 真実をとらえるには十分足りえない、 ということを知ることが出来たことです。 私が世界をあまり…

・精神分析学からの批判 良いこといえば、それでいいってもんじゃないよ。 ・行動主義心理学からの批判 なんで形而上学的な心理学に戻るのさ。 あと、あなた達の理論や技法って、 科学的結果が出ないんですけど? ・トランスパーソナル心理学からの批判 こっ…

さて、間が空きましたが人間性心理学について概要を説明します。 この人間性心理学は、主として行動主義と精神分析への 批判から生まれたもので、1960年代に大きく発展しました。 これまでの精神分析における病理的な人間観、 行動主義における機械的な…

実は、ぐぐっててちょっと驚いたことがあります。 それはカウンセリングで電話・メール相談を受け付けていたことです。 私がそれまで学んだことから総合すると、 カウンセリングは対面式だけだと思っていたもので。 ……電話やメールだと、効果は損なわれない…