アメコミ映画に見る悪役の巻。

バットマン
配下として犯罪者達を抱えている。
ジョーカー、トゥーフェイスなど。
これは、彼らの目的がいわゆる「犯罪」であるから。
職業として、生業として悪役になっている。
また配下がいると言う事は、社会性があるということ。
ただ、しばしばこの悪役達はバットマンとの対決を行う。
復讐の為、服従させるため。悪役達の歪んだ精神の一端なのかも知れない。


スパイダーマン
悪役達に配下や仲間は一切居ない。
装備も生活必需品も、自分で調達していると思われる。
生業としてというより、目的のために悪となっている。
もしもスパイダーマンが干渉しなくなったら、
悪役達はスパイダーマンをおっかけたりはしないのではなかろうか?
少なくても、テレビなどで宣戦布告はしないだろう。


・Xメン
「人間のため」「ミュータントのため」というのが大義名分。
他の2つに比べれば、より大規模な社会的主張と言える。
ブラザーフッドの場合、構成員全てが超能力者であり、ただの雑魚ではない。
ストライカーもマグニートーも、対立勢力の絶滅を考えていた。
そのため、必然的に戦争のような形態になっている。
対するXメンにしても、クライムファイターとは、ちょっと呼べないだろう。
(映画版では、Xメンが通りすがりの悪人をつかまえているようには見えなかった。
あくまで、対ミュータントに特化しているのではないか)


こうしてみると、それぞれ悪役とヒーローの違いが出てくるので面白い。